『哺乳類展3』を観覧して感じたこと5選

犬の理学療法

こんにちは、yumiです。

みなさん、いかがお過ごしですか? 

雨や曇りの日が続き、いよいよ梅雨入りか?と思いきや、日中は28度を超えるほどの爽やかな晴れの日もあり…私はちょっぴり疲れ気味です。

今日なんかは晴れているのに、午後から頭痛が出てきました。

頭痛〜る(アプリ)をチェックしても気圧の乱高下はないから、単純に寒暖差が原因かな。

 

寒暖差が4度以上あると、ヒトもイヌも、体温調節などで自律神経に負荷がかかり、体調を崩しやすいといわれています。

5月病の一種ともいえるかもしれません。

なんとなくダルいなぁと感じるときは、無理せず、腹八分を意識したり、早めに寝たりして、心身を休ませてあげると良いですよ。

 

国立科学博物館(東京/上野)の『哺乳類展3』に行ってきました

先日は、上野の国立科学博物館で開催中(2024年6月16日まで)の『哺乳類展3』に行ってきました。

前売り券がペアだとお得だったので、母も誘って。

『犬の理学療法インストラクター師範』の試験合格に向けて日夜 勉強中なので、共通点の多い哺乳類の体の構造や骨格について、知りたいなと思ったのです。

母も私も生まれたときから犬や猫がいる環境で育ったこともあり、今回の展示は興味深く学ぶことができました。貴重な機会に感謝しています。

気づいたのがつい最近で会期が残りわずかだったので、間に合ってよかった…!

 

オンラインチケットで事前に支払いを済ませていたので、係員の方にスマホのチケット画面を見せるだけで済んで、スムーズに入場できました。

昔はコンビニで印刷したり、会場に並んだりと時間も手間もかかったけど、便利な時代になったなぁ。ありがたい。

 

・フラッシュをOffにすれば写真撮影OK

・展示会場内で流れる動画、ニホンオオカミの情報パネルは撮影NG(写真、動画とも×)

 

著作権や関係各所の利益、展示物の物理的な保護などの観点から、無断撮影は好ましくありません。

会場で最初に係員さんに確認してから、勉強のために写真を撮らせていただきました。

 

4つのテーマに分けて構成されていましたので、各所で印象に残ったことを記録に残します。(導入部分は公式HPより引用)

 

1.哺乳類とは

「現在地球上には約6,500種の哺乳類が地表や樹上、地中、水中などに生息しています。本章では、多様な姿をもつ哺乳類が共通して持つ、哺乳(母親がお乳で子どもを育てる)、二心房二心室の心臓、3つの耳小骨などの特徴を紹介しながら、ヒトを含む「哺乳類」がどのような生物なのかに迫ります。」

 

・種とは何か。ふだん何気なく使っている言葉の定義を、繁殖という観点から確認できた。

・耳小骨という、人間では小指の爪以下の小さな骨にも、音を反響させるという聴覚を左右する大事な役割がある。生き残るために、種によって様々な骨の形や構造の違いがあるんだな。

・イルカの耳小骨は、水中でも超音波などでコミュニケーションを取ったり、生き延びるために必要だから発達したようだ。

 

2.分類と系統-わけるとつなぐ

「様々な環境に体を適応させていくなかで、多様な姿を獲得した哺乳類。それらをより深く理解するために基本となるのが、生物の特徴から見分け名前を付ける「分類」と、どのような順序で種が誕生してきたのかを探る「系統」という考え方です。」

 

・フクロオオカミ(フクロネコ形目フクロオオカミ科)は見た目はイヌに近いのに、有袋類という点に驚いた。カンガルーみたいに、赤ちゃんがお腹の袋から顔を出している姿とか、見てみたいなぁ。

帰って調べてみようと思ったら、1936年に絶滅してしまったらしい。残念。。 

オオカミに比べるとだいぶ小さな耳、短い足、長い胴、横に広い額など、よく観察すると、コアラやウォンバットのような有袋類の方に似ているように思う。

3.リアル哺乳類図鑑-わけてつなげて大行進

「本展のメインとなる第3章では、剝製標本約200点が分類ごとに並び、各分類群の外見の似ている点や異なる点を目で見て楽しめる「大行進」と、骨格や内臓の標本を中心に、見た目ではわからない各分類群ごとの特徴を観察することができる「実物図鑑」の2つのパートを展開します。「実物図鑑」では、「見た目にだまされるな!」をキーワードにしたコーナーも。」

 

・霊長類グループの骨格標本の先頭が、ヒトだったのが個人的に好感が持てた。

ヒトだって地球に棲む動物の1種に過ぎない、哺乳類の仲間ということが表現されている気がして。

直立して右手で「こちらが霊長目でございます!」って言ってそうなポーズにほっこり。

 

・霊長類の性淘汰が興味深かった。1個体としての生存には必要なくても、種の存続のためには不可欠であるとか。マンドリルの顔の歌舞伎役者の隈取りをイメージさせるような赤と青の配色や、テングザルの正面に長く伸びた鼻も、オスだけの特徴だそう。 

ヒトのオスにはどんな特徴があるだろうか。生物学的にどこを好ましいと思ったのか、夫を観察してみよう。

 

4.哺乳類の分け方-過去から未来へ

「最終章では、人類が哺乳類を観察し、分類を系統づけることで理解しようと試行錯誤してきた歴史を、最新の研究結果も含めて紹介します。」

 

・21世紀に入っても10mを超えるクジラの新種が発見されるなど、いま現在も、様々な種が新たに発見され続けているそう。

・分類して違いを明らかにしたり、その上で共通点を発見することは、地球に生きる様々な生き物の生態系を存続させていくことに多大な貢献を果たしてくれていると思う。

 

5.全体を通じて気づいたことや感想

・犬の食事療法や理学療法を学ぶ身として、いち動物好きとして、とても興味深く、得られたものが多かった。生態や生息地などによって、同じ部位の骨でも、細かな形、密度、重さなどが異なるものがあって、感嘆のため息がこぼれた。標本になった生き物たちの気持ちは分からないけれど、ありがとうの気持ちで胸がいっぱい。

 

・アフリカゾウやアジアゾウの骨格標本の肋骨など、一部は人工の素材で補ったような形跡があった。本物をできるだけ損なわないよう、長く後世に残せるよう、専門家によって丁寧にメンテナンスされているのだろう。

 

・展示されている標本の一部はヨシモトコレクションという、狩猟によって収集された標本群だそう。

個人的には、人間の都合により強制的に命を奪う狩猟や捕縛ではなく、寿命や病死など、自然に命を終えた生き物を標本にさせてもらう方法がこれからは主流になるといいなと思う。

 

・平日だったが展示終了日が近いこともあり、学生や大人、親子連れなどたくさんの人で賑わっていた。小学校低学年くらいの子も、興味深そうに静かに観察していた姿が印象的だった。

 

・骨格標本だけでなく、保存液に浸かった死体そのものの展示も数多くあったので、そういうのが苦手な小さなお子さんには、見せるかどうか保護者の方が慎重に判断されたほうがいいかもしれない。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
みなさんと大切なワンちゃんが健やかに過ごせますように。

それでは、また。

犬の食事療法インストラクター師範
ASN認定アニマルホリスティックケアセラピスト
yumi

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