食糞と体調不良、そのケアについて

犬との関わり方

こんにちは。yumiです。

前回は「春の不調とケアの方法について」投稿しました。

今日は食事で内側からケアする方法について、
旬の食材にスポットライトを当ててご紹介するつもりだったのですが、
先日ミルクにちょっとしたトラブルが起きたため、そちらを先に記録に残します。

1.ミルクが2頭分のうんちを食べた!

その日は朝から雨だったので、出張する夫を駅まで車で送るために家を少しの間 留守にしました。
帰宅すると、トイレシーツの上に、太さの違ううんちの欠片が2つと茶色いこびりつきが!
ルナは基本的に食糞しないので、おそらく犯人はミルクです。

どっちか判断つかないときは、くちたぶをめくって歯を見ると、
茶色いブツが残っているので確定できます(笑)

近くにいれば排泄した瞬間に褒めて、拾ってからおやつをあげるので、
うんちを証拠として残すためにミルクも食べることはないのですが、
人がいないと、犬の習性から食べてしまうようです。

(ちなみに、ミルクは夜寝ている間にうんちをしたとき、残しておくんです。
「ママかパパがうんちを拾うと、おやつをくれる」と理解しているからですね。)

不在の間に起きたことはどうしようもできないので、黙々と片付けて。

【注意】ご存じの方も多いと思いますが、犬の排泄を叱ってはいけません。
「トイレじゃない場所で排泄した」「粗相した」なんて人間は表現しますが、
犬は元々、屋内で排泄する習性はない生き物です。

排泄を叱ると、「おしっこする」「うんちする」と、
悪いことや怖いこと(叱られる、拭くためなどに拘束される)が起こると学習して、
排泄そのものを我慢するようになってしまいます。

トイレトレーニングを成功させるためには、犬の習性を学んで、
犬が理解しやすいように導いてあげることが必要です。

2.謎の体調不良

その後は普通に朝ごはんを完食したのですが、
1時間くらい経過した辺りから、ミルクの様子がおかしい。

お庭に出たがるので「トイレかな~」と思って出してあげると、
隅っこでウロウロするも、何も出ず。

部屋の中に入ると私に寄り添って寝ようとするのですが、寝付けないようで、またウロウロ。
今度は「オエ…」と吐きたそうにしています。

かかりつけの動物病院に行こうかと思ったのですが、
「ルナとミルク2頭分のうんち&通常の量の朝ごはん」で
胃のキャパシティを超えてしまったためと推測して、様子を観察することにしました。

3.その後の経過と対策

午後になると、ウロウロしなくなり、「オエ…」の回数も減ってきて、
丸まって眠りたい様子のミルク。

胃に入ったものが小腸に流れやすくなるよう、少量頻回の水分補給をして、
あとは犬が本能的に落ち着くとされる、薄暗いところで休めるようにしました。

ミルクは人のそばが安心するようで、座っている私の脚の間に挟まりにくるので、
こげ茶のブランケットをかけて、暗くしてあげると眠れるようでした。

1~1時間半に1回、起きるたびに水分補給
(脂を濾したささみのゆで汁を同量のお湯で割ったもの)をして、
トイレを促し、またブランケットにくるまって丸くなって寝る

この流れを数回繰り返すうちに少しずついつものミルクに戻ってきたので、
「お散歩行く?」と聞いたら、シャキッとした顔に。

念のためご近所を15分くらい歩きましたが、クンクンと匂いを嗅いだり、
いつもよりちょっと多いうんちが出たら、スッキリした顔つきになりました。

それでも、帰宅後に夜ごはんの準備を始めても、
伏せの体勢でリビングからキッチンを眺めているだけ。

いつもなら「早く早く!おなか空きました!」ウロウロしたり、鳴いたりする様子は一切なし。

おそらく、小腸に朝食べたうんちとごはんが残っているのでしょう。
ということで、いつもの1/4の量とごく少なめで出したら、
いつものバキュームのような食べっぷりではなく、だいぶ落ち着いて食べていました。

食糞事件から丸1日経過した次の日の朝、ミルクは起床後すぐに普段の2倍のうんちをしました。
すっきりした様子で、寝起きからルナにブヒレスを挑んで、すっかり元通りの様子。

一連の流れを振り返ると、やはり推測通り、
毎朝「1食分の食事」を消化している胃に
「2頭分のうんち+1食分の食事」が入ってきたため
胃腸のキャパシティが限界を迎えて、消化不良を起こしてしまったようです。

再発防止を心掛けるのはもちろんですが、
もしまた食糞してしまったときは、食事の量を減らそうと思います。
1日2回しかない楽しみのごはんが減るってかわいそうだけど(泣)

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
みなさんと大切なワンちゃんが健やかに過ごせますように。

それでは、また。

犬の食事療法インストラクター師範
ASN認定アニマルホリスティックケアセラピスト
yumi

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