こんにちは。yumiです。
今日は、昨日に続いて我が家のフレンチブルドッグ、
ルナとミルクが仲良しな理由について考察してみようと思います。
長くなってしまったので、前半はこちら→
朝から楽しく取っ組み合いをしているルナとミルクを見ていて、
ふと、気になったので、ジュニアクラスから継続して
オンラインレッスンをしてくださっている先生に聞いてみました。
「犬同士の相性って、何で決まるのでしょうか?
動物行動学など、科学的な根拠などがありましたら、ぜひ。」
返ってきた答えは、
生得的因子が50%
習得的因子が50%
でした。
わ~、専門用語が頭にスッと入ってこない(汗)
辞書を引いて、それぞれを具体的に書き出してみたいと思います。
生得的因子と習得的因子とは
生得的因子
分かりやすく言い換えると、遺伝で受け継いだもの。
その子が生まれつき持っているもの。
犬種特性、両親からの遺伝(身体的特徴、性格、気質)などですね。
習得的因子
学習で得たもの。
その子が生まれた後に得たもの。
置かれた環境で経験したもの、好きな食べ物、好きなおもちゃ、好きな人、好きな犬などですね。
日常的な言葉に言い換えたので、次はルナとミルクの場合に置き換えてみます。
生まれつき持っているもの:
身体的特徴…フレンチブルドッグとしての遺伝子;
大きな頭、シワシワの顔、短いマズル、大きなコウモリ耳(立ち耳)、
ギュッと詰まった短い胴体、筋肉質な体、短いしっぽ、短毛など
フレンチブルドッグの性格や気質の特徴…穏やかで驚くほど賢く、明るく快活で好奇心旺盛。
頑固な態度を示す傾向があり、独占欲が強い個体もいる。
闘犬として作出されたブルドッグの名残で、
体当たりなど、体を使う遊びが好き、
咥えたものを離さない、引っ張ることが好き。
生まれた後に得たもの:
社会での振る舞い方、刺激への順応性
(物音、自転車、バイク、車などへの反応(好き・嫌い・どちらでもない))、
食べ物の好き嫌い、
他の生き物との関わり方
(生まれてからどんな経験をしたかで大きく変わるので、
ふたりの経緯について、引き取るときに伺ったことを簡単にまとめてみました。)
ルナ→ブリーダーの元で生まれ、他犬種の同居犬たちと過ごす。
3回出産したけれど、ほとんどの子犬は小さいうちに引き離される。
ミルク→生後2か月でペットショップに並んでいたことから、生まれて1か月もしないうちに、
ママや兄弟と離されているであろうことが推測される。
最初のおうちには小型犬の先住犬が3頭いた。
次のおうちでは小型犬の先住犬が1頭。ミルクが来たストレスにより、
その子が下痢などの体調不良になってしまったことから、再び里子に出されることに。
一時預かりの家庭にはゴールデンレトリバーの先住犬がおり、
その子はお散歩で先を歩いてくれたりと、ミルクを認めてくれていたよう。
ルナとミルクが学習で得たもの
こうして書き出してみると、習得的因子(学習で得たもの)に関しては、
ルナもミルクも、同種の動物と触れ合う経験を幼い頃からしていて、
他の犬=好ましいもの、と学習していたのだと思います。
また、我が家に来てからは、ミルクが何かを初めて見たり、触れたりするときには、
必ずルナがそばにいました。
びっくりすることや不安なことがあっても、ルナが落ち着いている様子を見て、
「そっか。これは大丈夫なんだ。」と学んだこともたくさんあったと思います。
ルナはルナで、ミルクが出会う人々に無邪気に甘える姿を見て、
「嫌なことをしない人間もいるんだな。」と
自分からその人に近づいて、匂いを嗅ぐこともするようになりました。
ルナとミルクはきっと、お互いから学びながら、絆を深めてきたんですね。
この記事を書いている今、おしりをくっつけあって眠っている姿を見て、
ふたりは家族になれて、本当によかったなと思います。
この幸せが、どうかできる限り長く続きますように。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
みなさんと大切なワンちゃんが健やかに過ごせますように。
それでは、また。
犬の食事療法インストラクター師範
ASN認定アニマルホリスティックケアセラピスト
yumi
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